福岡県町村会

うみまち 宇美町

宇美町

日本遺産『西の都』構成文化財で日本最古の古代山城「特別史跡大野城跡」、糟屋平野最大で最古級の前方後円墳「国史跡光正寺古墳」、
安産信仰に関する伝説地「宇美八幡宮」など、歴史ロマンあふれる町

福岡都市圏に属する糟屋郡の町で、西に大野城市・福岡市、北西に志免町、北に須恵町、東に飯塚市、南に太宰府市、筑紫野市にそれぞれ隣接しています。
町域は東西9.2km、南北4.6km、総面積30.21km²のおよそ6割を砥石山、三郡山などの筑紫山系が取り囲む豊かな森林が占めています。
宇美町の歴史は古く、西暦665年に築造された日本最古の古代山城「大野城跡」をはじめ、魏志倭人伝に記載がある「不彌(ふみ)国」として本町が注目される根拠となった「国指定史跡 光正寺古墳」や安産信仰の神様で有名な「宇美八幡宮」など、多くの文化財があります。また、古事記や日本書紀にも、神功皇后が応神天皇を出産された地を「産み(宇美)」と呼ぶようになったという記述があります。
町東部三郡山ふもとには、福岡県森林浴100選にも選ばれた一本松公園(昭和の森)があり、四季折々の草花、小川など子供たちの遊び場も豊富です。また、冬場には高さ20mの見事な大つららが見られることもある河原谷の大つらら(冬の難所ヶ滝)もこのスポットの目玉のひとつになっています。

  • ツクシシャクナゲ

    ツクシシャクナゲ

  • 衣掛の森(きぬかけのもり)

    衣掛の森(きぬかけのもり)

  • 河原谷の大つらら(冬の難所ヶ滝)

    河原谷の大つらら(冬の難所ヶ滝)

人口 37,671人(平成27年国勢調査人口)
面積 30.21km²
URL https://www.town.umi.lg.jp/ https://www.instagram.com/umi_nstagram/?hl=ja
産業 一次産業就業者数94人
二次産業就業者数4,039人
三次産業就業者数12,727人
名産 日本酒、醤油、明太子

Access

周辺のスポット

宇美公園
宇美公園

町内有数の桜スポット

宇美公園

宇美八幡宮を望む高台に位置する公園で、桜の名所となっています。シーズンになると、数種類の桜が花を咲かせるので、比較的長い期間鑑賞できます。宇美公園は、宇美八幡宮の裏手から200mほどの所にあり、桜並木を抜け子安橋、子安新橋で結ばれています。

河原谷の大つらら(通称:冬の難所ヶ滝)
河原谷の大つらら(通称:冬の難所ヶ滝)

自然が魅せる冬の芸術

河原谷の大つらら(通称:冬の難所ヶ滝)

一本松公園(昭和の森)から河原谷渓谷を90分ほど登れば、標高724mに位置する河原谷の大つらら(通称:冬の難所ヶ滝)にたどり着きます。1月から2月にかけて、岩から染み出た水や雪が融けた水が岩肌をつたいながら凍って氷結し、寒気が強まる時期が続くと高さ20mもの見事な大つららになることもあります。壮大な氷の彫刻を一目見ようと、多くの人が訪れます。 ※登山の際は、防寒対策と、アイゼン等冬の登山装備が必要です。

三郡山系
三郡山系

三郡山系

三郡山系は、宝満山から若杉山まで峰を連ねる素晴らしい山並みを呈し、一本松公園(昭和の森)を起点に変化に富んだ登山ルートがいくつもあります。また、三郡山(標高936m)は、春の山野草、秋の紅葉、冬の河原谷の大つらら(通称:難所ヶ滝)など、四季折々の魅力を楽しめます。

井野山
井野山

戦国時代の城跡があった山頂には圧巻の360度パノラマビュー

井野山

町の西部、大野城市との境にある標高236mの山で、戦国時代には唐山城という山城がありました。山頂からは360度の眺望が望め、太宰府・春日・福岡空港・糟屋と晴れた日には博多湾までを一望できます。山頂付近まで舗装道が整備され、ふもとの井野公園から約2km、45分程度で登頂できます。散歩コースとして子どもから大人までハイキング気分で楽しめます。

「光正寺(こうしょうじ)古墳」
「光正寺(こうしょうじ)古墳」

邪馬台国の時代に糟屋地域を支配した王の墓

「光正寺(こうしょうじ)古墳」

町の北西部に位置し、3世紀後半頃に築かれた糟屋郡内最古期で最大の前方後円墳(全長約54m、後円部径約34m、前方部長20mで前方部2段築成、後円部3段築成)です。邪馬台国時代の不彌国(ふみこく)の王墓ではないかとも考えられています。周辺は、史跡公園として整備され、築造当初の古墳の模型が、ガイダンス広場に5分の1のサイズで復元されています。発掘調査出土品は、宇美町立歴史民俗資料館で展示しています。

大野城跡
大野城跡

四王寺山に築城された日本最古の古代山城(日本遺産)

大野城跡

大野城跡は、宇美町・太宰府市・大野城市にまたがる四王寺山にある古代山城です。城の範囲は、東西約1.5km、南北約3km範囲であり、大野城跡最大の石垣「百間石垣」や「増長天礎石群」など、城の範囲の約80%が宇美町内にあります。重要な遺跡であることから、国特別史跡に指定されています。また、日本遺産「古代日本の「西の都」~東アジアとの交流拠点~」の構成文化財となっています。発掘調査出土品は、宇美町立歴史民俗資料館で展示しています。

四王寺県民の森(ワンヘルスの森)
四王寺県民の森(ワンヘルスの森)

四季折々の風景と森林浴が楽しめる自然公園

四王寺県民の森(ワンヘルスの森)

明治百年記念事業として公園化され、「県民の森」として1976年6月にオープンしました。自然公園となっており、春の花、初夏の新緑、秋の紅葉や野鳥など、森の四季を感じながら森林浴を楽しむことができます。 また、管理センター、学習研修館、学習展示館などもあり森林について学ぶこともできます。

一本松公園(昭和の森)
一本松公園(昭和の森)

福岡県森林浴100選にも選ばれている四季が美しい自然公園

一本松公園(昭和の森)

三郡山の麓、標高300mにある森林自然公園です。福岡県森林浴100選にも選ばれ、春から初夏にかけて桜、つつじ、ツクシシャクナゲやホタル、秋は紅葉、冬は椿など、四季の彩りを感じることができます。三郡山や宝満山への登山の起点となる場所でもあり、年間を通じてたくさんの登山客が訪れます。春から夏の時期にはキャンプやバーベキューなどの家族連れやグループで賑わっています。

衣掛の森
衣掛の森

宇美八幡宮の境内にある樹齢2000年以上といわれるクスの大木(国指定天然記念物)

衣掛の森

樹齢約2000年以上といわれる1本の大きなクスの木です。国の天然記念物に指定されています。応神天皇ご誕生の際に、神功皇后が衣をこのクスの木に掛けられたという伝承からこの名がついたといわれています。

湯蓋の森
湯蓋の森

宇美八幡宮の境内にある樹齢2000年以上といわれるクスの大木(国指定天然記念物)

湯蓋の森

樹齢約2000年以上といわれる一本の大きなクスの木です。応神天皇ご誕生の際、このクスの下で産湯を使わせたところ、枝葉が大いに茂り、湯船に蓋をかぶせたように見えたという伝承からこの名がついたといわれています。

宇美八幡宮
宇美八幡宮

神功皇后が應神天皇をご出産された地と伝わる安産信仰の八幡宮

宇美八幡宮

宇美八幡宮は、神功皇后が応神天皇を出産したといわれる地で、敏達天皇の時代(572年~586年)に創建されたといわれています。境内には、助産師の始祖が祭られている「湯方社」、応神天皇の産湯に使ったとされる「産湯の水」、神功皇后が出産された際につかまったとされる「子安の木」「子安の石」など安産に関する言い伝えが数多く残っており、多くの方が安産祈願に訪れています。